カフカ、『変身』を失敗作とした孤高の文学世界【モーリス・ブランショ『カフカからカフカへ』】

Published 2022-06-25
00:00 カフカの生涯
07:01 実存主義的『変身』読解
10:52 長編作品の共通点
12:37 カフカって本当に凄いの?
16:40 一晩で一気に書きまくる!
18:42 ブランショの文学理論
22:43 物語VS文学

〇実存主義に関する動画リスト
   • 実存主義あり〼。  


【参考文献:新品で入手できます】
フランツ・カフカ『変身』(光文社古典新訳文庫)
amzn.to/3OJ2bEQ
フランツ・カフカ『訴訟』(光文社古典新訳文庫)
amzn.to/3A0BMOR
フランツ・カフカ『城』(新潮文庫)
amzn.to/3yuNT5L
フランツ・カフカ『カフカ短篇集』
amzn.to/3Opt4Op
フランツ・カフカ『カフカ寓話集』
amzn.to/3ykUM9z

モーリス・ブランショ『カフカからカフカへ』
amzn.to/3PtUMdI
J‐P.サルトル『文学とは何か』
amzn.to/3LJGsMq
ロラン・バルト『物語の構造分析』
amzn.to/3CFfgul
井筒俊彦『意識と本質』
amzn.to/3a382pr


当チャンネルはAmazonアソシエイトに参加させていただいています。

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動画素材で主に利用させていただいてます。
〇mixkit
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All Comments (13)
  • @hko2518
    このチャンネル動画も面白いし、解説もそのへんのちょっとググったら出てきたよくらいの感じとは到底思えない教養の深さで知りたいことの右上を突いてきてくれるし、語りの声もめっちゃ心地いいのに伸びない理由がわからない
  • @kaito407
    いつも動画を楽しく拝見させて頂いています。 私事ですが、つい最近『カフカ短編集(「掟の門」や「流刑地にて」などが印象に残っています)』、村上春樹の『海辺のカフカ』などを読んだこともあり、カフカという単語がサムネイルにあるのを見て、嬉々として動画を視聴しました。 近代文学の作者は、どうしてもブレーキを踏まなくてはならないところに限界性がある(古典の作者は、古来から伝わる伝説/挿話をまとめ上げる派編集者的側面を持っていたのでアクセルをベタ踏みできた)という伊藤整の指摘がとても興味深かったです。現代になるにつれて、一層ブレーキの深度は増し、文学以外の領域にも広がっているのかもしれませんね。(以前の動画『サブカルチャー神話解体』における無害化(短絡化/異世界化)戦略など)   一つ大きな疑問なのは、「ブレーキをかけることによって、表現を抑圧することがどのような影響を生じさせるのか」ということです。言い換えれば、複雑なリアリティが、単調なシミュレーション可能なネオリアリティに置き換わっていくことで何が起こるのでしょうか。疑問は尽きません笑ご都合主義的な筋の通った物語で、人間は満足することができるのか。ネオリアリティが不満や空虚を生むとしたら、それを埋めるのは作り込まれたネオリアリティなのか、それともカフカのような不条理なリアリティなのか。 長々と書いてしまいました笑何だか現実をどう生きるかということを考え始めたら、キリがないし難しいですね。 動画を視聴して、カフカの他作品を読んでみたくなりました。(何なら大学の卒論にしてみたいという野心も湧いてきました)他にも、マルキ・ド・サドなどのデカダンス文学に興味を持ち始めています。不条理な何かに、魅力を感じているのかもしれませんね。 刺激に満ちた楽しい動画を、ありがとうございました。
  • @magumagumagu
    カフカは様々論じられてきて権威付けされているから、普通に笑える小説、という点が忘れられてるなあと感じていました。 カフカが自身の作品を朗読してる時、聴衆が爆笑していたという逸話を聞いて「だろ?」とドヤっていました(笑) 『変身』の朗読でカフカが自分でウケていたというエピソード、良いですね!
  • いつも 素晴らしい解説をありがとうございます。最近このYouTubeのお蔭なのか本の興味ががらっと変わりました。 本の並びがとにかく面白い❗ 興味のある本から購入しています
  • @goodluck0246
    ブランショ、読んでみたくなりました。
  • いつも面白い動画をありがとうございます。 『変身』が面白く読めたのでカフカの別の作品にチャレンジして挫折し続けた理由が分かりました笑 わざと回り道ばかりさせられていたのですね。 最初はその回り道が面白いんですけど徐々に笑えなくなってくる……未完ということも含めてカフカの手のひらで踊っているような……ぐるぐると混沌の中、出口を探して…… もしかしたらカフカは文学作品におけるモナ・リザを描こうとしていたのかもしれませんね。 というか、カフカよりもブランショを読みたくなるのは主さんの動画の力ですね!笑 次回も楽しみです!
  • 今回も面白く聴かせて頂きました! カフカ最近読んでなかったので、読みたくなりました。 お陰さまで、ブランショの『来るべき書物』を購入し、ちまちま読んでます。 『文学空間』が50年以上前の訳で、しかも高い!…ので、文庫で安く何処かでだしてくれないかなと祈願しております。 静かな語り口と、最後の「…お疲れ様でした。」が何気に好きです。応援してます!
  • @n.t.3724
    音楽ない方がいいきがする!自分で好きなものを流せるので
  • @user-sh1fs9jz9g
    南泉斬猫のお話を聞いて、ドグラマグラの脱コード化のテーゼに酷似していると思いました。
  • @ansei4th
    大杉栄の獄中記を思い出しました。なんか子供の時に遊び半分に野良猫野良犬の首絞めて殺してたとか。嫌な話ですが。
  • カフカ音読すると爆笑して読み進められないんだよな。
  • @Radighet1212
    貴方はライナー・マリア・リルケ(1875~1926)に対する印象は如何でしょうか? 何故、こんな唐突に゛リルケ゛の名前を取り上げたのかと云うと、私にはカフカやリルケの生い立ちを調べれば調べる程、似通っている点があるのです。カフカやベアトリーチェやフェリーツェなどの婚約者に(特に二度も婚約を申し出たベアトリーチェに対しては)約500通もの手紙を送っていました。リルケは当時信仰のあった彫刻家 オーギュスト・ロダンの下で彫刻を学んでいたクララ・ヴェストロフという女性と結婚し、一女を授かりますが、父親からの仕送りが止まったことで、別居状態となりそのまま離婚に至るのですよね…(只、籍はクララの夫にしたままらしい…)。 カフカとリルケの間で直接的な交流があった足跡はあまり確認できないわけですが、どちらも、゛凋落゛を体験した文学者であることは生い立ちから考察するに、確かです。 なので、今後はリルケに関して取り上げて、独自論を提していただくと幸いです。 私もそれを聞いてみたいし、2023年だからこそ求められるべきリルケの魂なのかもしれない‥!